故郷指宿で田舎暮らし
自然豊かな九州南端の指宿で、四季を彩る花々と戯れながら 田舎暮らしをこよなく愛する爺さんの雑話
ど根性モグラ
2015/04/29 Wed. 18:06
category:何でも話
活発になり、あちらこちらに20㌢を超える数個の盛り上がりが毎朝の
ように出来ています。
モグラの嫌う彼岸花を植えてはあるものの、根性のある動きっぷりには
対処方もなく笑うしかなくありません。
落葉も終わりに近づき、庭掃除から解放されると思っていたのも束の間
招かざる客の悪戯で、また一つ仕事を増やしてくれました。
それに引き替えて気温が高くなったせいか、ポコポコと土を盛り上げて
いたミミズの動きは止まり、それを狙いに居座り続けていた山鳥の姿は
見なくなりました。
血圧が上がるから敏感にならないようにと言う家内、貧乏性な私とでは
偉い違いはありますが、素人庭師の朝は整地から始まっています。

遠い地で育ち数十年前に嫁いで来た"ドウダンツツジ”の下向きな白い
壺形の小花が咲き始めました。
奄美大島へ赴任中に、可愛らしい様に一目ぼれして戴いた物で、盆栽
仕立てながら株周りは30㌢を超えています。
花だけでなく秋口になれば紅葉するし、我が家では四季の変化を感じ
られる木花の一つです。
ツツジの仲間なので挿し木で増やす事も出来ますし、分家させて良い
のではと隣の女性は言いますが、それもそうだと思いつつも頂戴した
方との想い出が希薄にならにいように、これ一本だけに注力を傾けて
います。
でも木陰にあるせいか花が咲いても気づく人は少なく、年一回の晴れ
姿を見て楽しんでるのは、私だけかも知れません。

花は花でも樹形に拘る木花の好きな私と、鉢物を好む家内の花とでは
比べようにもない時季外れの花が並んでおり、整姿をした方が良いと
アドバイスしても我介さずです。
夫婦でも好みは違うし、若い頃は花の事で互いに干渉し合って喧嘩を
した時もありましたが、歳を取ると豆腐の角が崩れるかのように丸く
柔らかくなりました。
少し威厳は薄くなったものの、好みの花を注文すれば育ててくれるし
一寸とは気にかけて貰ってるようです。
長く続いた晴天は、昨日の久し振りの雨で、適度な湿りとなっており
数の採れなかった2年続きの不作を挽回する為に、黒西瓜に挑戦する
つもりです。
年寄りになってからの過度な糖質の摂過ぎは、体に良くないと聞いて
ますので、夏休みに来る孫の喜ぶ顔を想像しながら、作る人に専念し
甘く仕上げたいと思ってます。


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