故郷指宿で田舎暮らし
自然豊かな九州南端の指宿で、四季を彩る花々と戯れながら 田舎暮らしをこよなく愛する爺さんの雑話
晩秋の頃に
2015/10/31 Sat. 17:22
category:何でも話
ましたが、一夜明けた今日は穏やかな日に戻りました。
南国人らしく暑さには滅法強くても、寒さに弱い私は、季節の中で外仕事の
少なくなる冬が大の苦手で、冬眠する熊さんには負けても、コタツに入ると
大仏様となり、掃除する人に邪魔者扱いされます。
一年過ぎるのはあっと言う間ですね、新鮮な出来事との触れ合いが多かった
若かりし頃と違って、脳を刺激するようなドキドキ感が少なくなったせいで
時間を短く感じます。
新しい物事に付いていけない私は、仮装やコスプレ姿で賑わうハロウィンの
映像を観てると、別世界にいるような感覚になります。
現代は損得を優先する時代とも言われていますが、昔みたいに味噌や醤油を
きらせば近所同士で貸し借りをして、助け合っていた昭和の時代を想い出す
のは歳を取った証拠だと思っています。

寒くならないと温泉の有難さを忘れる私は、湯舟に浸かる事はありませんが
急な温度の変化に、昨日の昼過ぎには首まで浸かっていました。
蛇口から落ちる湯温は41度の適温で、湯冷めしにくい食塩泉は体を温めて
20分くらい浸かってたら指はふやけました。
湯上りに、そろそろコタツの準備すればと言うと、早過ぎでしょと断わられ
本でもと思って、過去に何度となく読んだ”蟹工船”に眼を通してると眠気が
襲ってきました。
日頃から遣り慣れない事をすると、脳が反作用を起して、私には体を動かさ
ないと活性する方法はないのかも知れません。
暇潰しに困ってる私を見た家内は、じっとしておれば呆けるし、お腹も空か
ないから、お墓の水を代えてきてと注文がきました。
歩くには手頃の距離なので、線香片手に田舎道を歩いてると、日頃は気にも
しないブーゲンビリアの紫が濃くなっており、急な温度低下に花を守ろうと
する生理作用が働いたと思いました。
何時もと代わらない新鮮味に欠ける一日になりましたが、夕方には2度目の
湯に浸かりながら、明日は何しょうかと考えてました。


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