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故郷指宿で田舎暮らし

自然豊かな九州南端の指宿で、四季を彩る花々と戯れながら      田舎暮らしをこよなく愛する爺さんの雑話

蜂退治 

迷走していた台風10号は、被害の痕跡を残しながら列島を去りましたが、田舎は
寒冷前線の影響で秋めいた日和になっており、冷房器具は一休止しています。

でも相も変わらず雨の降らない日が続いており、樹木類の落葉は酷くなるし、雨の
ない日々は人間の覇気すらも奪っています。

隣の3人家族は3時過ぎに家を出て、オクラ収穫を終えて昼前に帰って来てますが
それが三月以上続いたせいで、奥さんは食欲が落ちて寝込んでしまいました。
気が張ってる内は、精神力で持ち応えたと言ってたものの、涼風が吹き始めてから
身体が順応しなくなったみたいです。 

私は特別な事がない限り昼寝はするし、9時に就寝して5時には起床する決まった
生活していても、歳のせいかも知れませんが気怠さが抜けません。

そんな影響でもないのでしょうが、夕食後の洗い物をしていた家内は、私が大事に
している酒グラスを落としました。
夏場になって数回目の出来事に、口に出さなくても、諭吉さんが飛んでしまったと
思いましたが、オクラ収穫のせいで指の皮膚が消えています。

布の手袋の上にビニールの手袋を重ねて千切ってるせいで、それが3ヶ月も続けば
指紋が無くなるほどツルツルになり、物を持つと指にくっついたり、湯飲みなどの
熱い物を持つと痛みが走ります。

怪我なかったと聞けば、年金暮らしには高価なグラスは買えないので、普通な物で
我慢してと言ってましたが、陶器好きな家内は、この時期に限って好みの器を使う
事はありません。

ついこの前の昼過ぎの事、隣にある神社を詣でた知り合いの方に、梅の木の周りを
蜂が飛んでるので、退治して欲しいと注文されました。

そう言われても、蜂のアレルギーを持つ私は、鳥肌の立つような気になりましたが
無視する訳にもいかず、その様子を見に行くと、4㍍の高さに手の平級の巣が二つ
あって、数匹のデカい蜂が飛んでいました。

業者に委託をすれば数万円もかかるし、物干し竿で払い除けようと思って、それを
家内へ相談すると、ジェット噴射式の駆除剤を使えばと提案されました。

早速、ホームセンターでスズメ蜂用のスプレー缶を購入し、使用上の注意を読むと
25㍉を超える蜂の場合は、専門家へ任せるように書いてありましたが、ここまで
くると後には引き下がれないし、蜂の大きさも分からないまま覚悟を決めました。

強力な薬剤を使用するにしても、無防備で駆除するのは怖かったので、考えた挙句
車中から噴射する事にしました。

万が一、刺されもしたら一大事になるし、一人で対処するのは怖いので、前館長を
引っ張り出して、彼のワゴン車を境内へ入れました。

刺された時の対応は彼に任せるとして、網付きの帽子と分厚い軍手をして、半開き
にした窓から巣を目掛けて噴射すると蜂が飛び回り、なんとその内の1匹が車中へ
飛び込んできました。

薬剤の効き目は抜群で、数秒もしない内に動かなくなり、準備していた物干し竿で
二つを落としました。

少し時間を置いて落ちた巣の所に行くと、数十匹の蜂が死んだり、のたうち回って
いました。
勿論、参拝者へ危険が及ばないように張り紙をした事もあって、刺されたとの話も
聞いてないので一安心です。

正体はスズメ蜂ではなく足長蜂と思われますが、2度としたくない退治劇を無事に
終えて、しばらくは拍子抜け状態でした。
花と生活
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