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故郷指宿で田舎暮らし

自然豊かな九州南端の指宿で、四季を彩る花々と戯れながら      田舎暮らしをこよなく愛する爺さんの雑話

列島は異常気象 

田舎でも経験した事のないような、週に3回の台風上陸に遭われた北海道の皆様方へ
心よりお見舞い申し上げます。

田舎はまるで砂漠化したみたいに砂塵が舞い、毎日のように水やりしても芝生の枯れ
が目立ち始めてましたが、嬉しい事に今日の昼過ぎに1ミリの雨が降りました。
でも、お湿り程度の雨では何の効果もなく、強い日差しで30分もしない内に乾いて
元の木阿弥でした。

自然の営みなど知る由もありませんが、これほど異常気象になるとは想像しておらず
勝手ながら縦長列島とは言え、同じ国とは思えません。

こちらでは特産のソラ豆やスナップの植付けの準備をする時期になっていても、天の
恵みも少なく、冬場の収入減を何に求めていいのか聞くのは愚痴だけです。

我が家の夏場の菜園は一般的な野菜に過ぎませんが、毎日100㍑位の水をゴーヤや
里芋などへ施しても、35℃超えの陽射しに負けて完全に枯れてしまいました。

例年であれば秋野菜の準備の為に、石灰を撒いて耕す時期になってるのですが、畑は
草も生えない位に乾燥しており、その作業すらできずにいます。
特別にそれを販売して生計を立ててる訳でもないし、砂ぼこりの畑を見ながら、なる
ようにしかならないと諦めています。

南の海に停滞している10号は、海水温で勢力が強まって、向きを本土へ変えるとの
報道がされており、豪雨災害は被りたくなくても雨の恩恵を受けたいです。
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暑い日に運動会なんてと、合う人合う人に言われてましたが、案の定その日も36度
超えの猛暑日となり、参加種目が終われば帰る人が多くなって、最後まで残ったのは
子供さんを持つ父兄が目立ちました。

前日は賞品の仕分けや設営に追われ、当日は7時集合だったので、早めに就寝しまし
たが、2時には起きてヘッドライトを点けてのオクラ千切りでした。

家内は一日くらいほっとけばと言ったものの、大きくなれば売物にならないばかりか
処分に時間を取られるので、6時過ぎまで作業して後は家内へ任せましたが、帰って
見たら、取り残した20㎝級のお化けオクラが多くありました。

聞いた話では、他の館長も同じような事をしてたみたいで、時間が経つにつれて口も
重くなって、それぞれの役割を熟しながら腰を下ろす回数も増え、皆さん異口同音に
年々、見物人は少なくなってるし、苦痛になるような暑い時期の運動会は避けるべき
だと言ってました。

楽しみは集落の皆さんと食べる昼食時間で、行事の少ない集落にとって貴重な時間と
なり、賞品は何を貰ったとか、ボーリングのピン1本も倒せなかった前館長をコケに
したりして他愛のない話で盛り上がりました。

後ろの栗林には沢山の実が落ちており、暑いと言いながらも、季節は少しずつ前へと
進んでるみたいで、教材用に使うので持ち帰り禁止の看板が立ってました。

お陰様で怪我人も病人も出なくて無事に終えた運動会、後始末を終えて家に帰ったら
17時が回ってました。
風呂上がりのビールの美味しさは格別で、酔いと共に眠気が襲って、20時には横に
なりましたが、翌日は怠さの残る始まりになりました。
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お願い 雨降って ! 

一月以上も雨の降らない日が続く田舎は、私の記憶にない位の異常な天気になって
おり、予報を観ても晴れマークがずらりと並び、あちこちのオクラ畑では、水不足
で葉が黄色くなってきました。

昨年同様に、10月までの収穫を予定している我が家は、このままの状態が続けば
早めの店じまいになりそうで、6年目にして初めての事態になるかも知れません。

不作だった昨年に比べて、今年は余りの生産量の多さに、12㎝を超える大き目な
物は出荷停止となり、毎日のように1,000本近くを処分しています。

捨てるのが勿体ないと言ってた知人は、オクラ漬けをする為に、焼酎や醤油などを
調達したみたいですが、その代金があれば1年分買えると怒られたそうです。

オクラの持つ”ムチン”の成分は、免疫力アップや胃腸の機能を高めると知っていて
も、来る日も来る日も見てると食べる気がしなくなり、我が家の食卓に上がる事は
ありません。

これまで庭木や芝生へ、朝夕それぞれ1時間をかけて水やりしてましたが、いくら
水道料金が安いと言っても請求が気になり始めて、今は夕方一回だけ多めに撒いて
います。

でも、里芋へは土中へ浸透するようしていても復活の兆しはなく、日増しに枯れた
茎が増えており、好きな煮っ転がしは食べれそうもありません。

隣の畑で草取りしてた知り合いに、その事を話をしたら、これだけ雨が降らないと
どこも同じだと言ってましたが、コツは種芋の良い物を使えば茎が大きくなるので
ダメージが少ないと聞かされました。

昨日の夕方近くに、墓の水代えに行くと、前日に花瓶いつぱいに入れた水は蒸発し
菊や百合の花は枯れてました。
夏場の生花は一日も持たないので、造花だけにしている花瓶も珍しくありませんが
お盆後とあって、供えられていた何処の生花も無残な格好になってました。

数年前まで墓参りを日課にしていた母へ、その事を話しすると、できる範囲で良い
と言ってくれてますが、墓守を任された私は、家内の協力もあって、面倒を見てる
積りでも、夏場の管理の難しさを感じています。

周りからは、こんな暑い時期に運動会なんてと聞く事はあっても、今度の日曜日に
予定されおり、賞品の買い出しなどで忙しくなっています。

家内は集落から参加する方々の弁当の手配や、飲み物などの買い出しもしなければ
ならないし、少し夏バテ気味なので心配をしていますが、最後のご奉公だと思って
熟して欲しいと思っています。

ただ、高齢者も多く参加されるので、熱中症など体調を壊さなければと心配はあり
ますが、協賛金を多く頂いたお陰で賞品は充実してるし、笑顔で終えるよう願って
います。

今朝も畑へ出ると退院して間もないのに、汗を流す90歳を超えた小母さんの姿が
あって、声をかけると何もしないと気分が滅入ると言ってましたが、元気になった
様子を見ると嬉しくなりました。

お盆に墓参りできなかったと言ったので、お供え用の胡椒花を上げたら、義理難い
昔人からジュースを頂き、おまけに昼間は熱中症になるから畑へは出ないようにと
子供扱いでした。
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雨が恋しい 

先月17日の梅雨明け宣言以降は、雨一滴の降らない快晴日が続いており、暑さも
さる事ながら、灼熱の太陽に体の痛さを感じています。

ついこの前までは、太陽が恋しいと言ってたのに、一月もしない内に異常な天気に
なるとは思ってもおらず、決まりきった暑いの挨拶言葉を通り越して、雨が欲しい
へと代わってきました。

特産のオクラ畑では、池田湖の湖水を利用して散水している様子を眼にしてますが
我が家みたいな極小規模な畑ではそんな策もなくて、ただただ天の恵みを待ってる
状況です。

立秋を過ぎてからは夜明けが遅くなり、東の空が明るくなり始める6時前には畑へ
入ってますが、昼夜の温度差の影響で葉は露で濡れています。

合羽を着ると汗だくになるので、腕カバーをしてるだけの軽装で作業をしてる為に
数分もしない内にシャツは肌にくっつき、意識すれば気持ちが悪いので、集中しな
がらハサミを動かしています。

隣の畑では小母さんに息子さん夫婦が加わり、最盛期になった路地植えのオクラを
千切ってますが、ここ数日は千本入りの箱で五つを超えてるみたいで、気分も良さ
そうです。

でも、高温多湿の影響で、日に数㎝も生長する野菜の為に、高知県をはじめとする
全国の生産地の収穫量は増えており、今は一本3円に下落しました。

毎年のようにお盆前はこんな状況ですが、それにも増して雪害で大きなダメージを
受けたエンドウ豆栽培の農家が、路地植えの面積を増やした事も起因してるみたい
です。

オクラの収穫は一日の休みなく二月を過ぎましたが、以前は時計無しで定時に目が
覚めてたのに、夜更ししてオリンピックを観てるせいで目覚めが良くありません。

それでもスポーツ好きな私にとっては、高校野球も含めて、正月と盆が一緒に来た
みたいで、特に日本女子のバスケチームが格上のブラジルに快勝した時は、ガッツ
ポーズをしました。

何故か学生時代から慣れ親しんだスポーツには力が入り、それを見てた家内は笑っ
てましたが、ガリバー並みの身長とスピードを誇る外国勢と、決勝リーグでも勇気
を持って戦って欲しいです。

今日も又、庭木や野菜へ日課になってる水やりをしてると、ミカンの根元に木屑の
ような物を見つけました。

一本だけならまだしも、他の2本も同じような状態になっており、それなりに注意
してた筈なのに、高温のせいでカミキリ虫が発生して、針金で突いたら幼虫らしき
物がいました。

特に果樹栽培は、専門的な知識が必要とされていても、趣味でしかない私みたいな
素人には、敷居の高さを感じてますが、殺虫剤を塗って様子を見る事にしています。

昔から暑さには強いと自負してた体は、年齢とともに新陳代謝の衰えを感じ始めて
おり、朝は目いつぱい動いても、昼からは15時を過ぎないと外へ出る気がしなく
なりました。

年相応に対応すればと家内は言ってくれますが、また明日も今日をコピーしたかの
ような生活になると思いますが、老体に鞭打って猛暑と付き合いたいと思ってます。
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今日も汗だく 

人に会うと暑過ぎて大変ですよね、の挨拶が定番となった田舎は、昨日も雨の降ら
ない灼熱の太陽が照り付けました。
風が吹けば砂埃がするし、踏み付けられたオクラ畑にはヒビ割れができて、追肥の
時期になっていても、効能が期待できずに雨待ちの状態です。

里芋の茎は、数年前の干ばつで全滅した時と同じように、枯葉が目立ち始めており
朝夕はホースを引っ張って、タップリと水かけをしてますが、日差しの強いせいも
あって、回復するかは分かりません。

一仕事終える8時過ぎには、シャツはビショビショになるし、腕には塩が吹き出し
ザラザラした違和感が残ります。
発散した水分補給の為に、梅干し1個とペットボトル1本を空っぽにしていますが
体を動かせば元の木阿弥です。

シャワーを浴びて、冷房の効いた部屋で休憩をしたくても、田舎暮らしにはそんな
余裕もなく、お盆前の墓掃除へ二人で出かけました。
墓石を拭いたり、苔の生えたブロックをタワシで磨いてると、汗が眼鏡に伝わって
首に巻いたタオルは湿っぽくなりました。

夏場の花瓶の水は蒸発するのが早く、菊などの生花を上げたくても二日と持たない
ので、この季節だけは造花を多めにしています。

この前までは、母やご先祖を大事にする小母さんたちの話し声で賑わっていたもの
ですが、私がいる間は誰も来ませんでした。
時代の流れですかね、最近は納骨堂へ移す人が増えており、私も今は墓守できても
時が来ればそうなるのだと思ってました。

家に戻ればまだ11時、疲れた・疲れたを繰り返してた家内は、そのまま風呂場へ
直行しましたが、私は一仕事できると思って菜園の草取りをする事にしました。

朝方に葉へ水をかけると、太陽熱で光合成が悪くなるので、根元付近へタップリと
水やりしても、この異常な暑さでピーマンは枯れるし、ゴーヤの葉は黄色くなって
きました。

酸性度の強い土地は、草の生えるのが早いと聞いてますが、緩和する現代の利器は
あるにしても、私が小さい時から使い続けてる土壌の性質や、微生物の変化を知る
良しもありません。

毎年、出来不出来はあるものの、二人で食べる野菜には不自由してませんが、昔と
違って、烏や狸などの鳥獣害が酷くなり、その対策に頭を悩ましています。
でも、気苦労の絶えなかった現役の頃とは違い、肉体的なきつさはあっても、体を
動かしている時はストレスもなく、自分に合った生き方だと思っています。

正午になるに連れて、暑さは痛さに変わりつつあったので、車庫の温度計を見ると
35度を超えていました。
これ以上、外にいると倒れると思って、上半身裸になって日陰で涼んでると、夕飯
に、ヘチマの味噌炒めをするから採るように言われました。

食欲の落ちる夏場の定番食材の一つになっており、味噌汁にしても、酢味噌で食べ
ても美味しく頂けて、特に年配の方にはファンが多いようです。

我が家は天井の高い日本式の家屋ながら、昼を過ぎると扇風機の風は、生暖かさを
増して目覚まし代わりになっており、昼寝をしてからも外仕事する方が気分的には
楽なので、美味いビールを飲む為にあれやこれやと動いています。

肉よりも魚を好む私向けに用意してくれた鰹の刺身と、大蒜の利いたヘチマの炒め
物を口にしながら、昨夜も喉を鳴らしていました。
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カンカン照り 

各地で甲子園出場をかけて予選を行っていますが、鹿児島県の決勝は過去18回の
出場を誇る名門同士の戦いになり、その息詰まる熱戦は1対1が続き、15回でも
決着がつかずに再試合となりました。

前日の準決勝では、200球を投げた投手とは思えない制球力の良さに、テレビの
前から離れられませんでした。
各メディアは県球史に残る名勝負と報じて、再試合でも1点差の緊迫したゲームと
なりましたが、勝利した樟南は全国大会でも活躍してくれそうです。

スポーツは違っても、バスケに明け暮れてた学生時代の若かりし頃は、毎日きつい
練習しても、翌日は普段と変わらずに動けてましたが、還暦を過ぎてからは、腰と
膝に違和感を持つ身となり、たまにはゴルフしたらと勧められても、クラブを振る
と痛みが走ります。

若い時のような動きはできないにしても、歳を取ったからと言って、老け込んでは
おれないし、少しずつでもクラブの埃を落とす為に、自分に合ったスイング改造に
取り組みたいと思っています。

日課になってるオクラ収穫を終えたのは8時前、ブロックに腰を下ろして休憩して
いたら、神社隣に住む知り合いがやって来て、電線に梅枝が閊えてるので、剪定を
頼まれました。

この前、除草剤を撒いた時は、特に影響はないと思ってたのに、梯子と鋸を持って
行くと、梅ではなくて竹一本が触れてるだけでした。

この位は気づいた人が処置くれると有り難いのですが、便利屋の館長に言えば事が
済むと思ってるみたいで、それを愚痴っぽく家内へ話すと、残り半年の辛抱だから
我慢しなさいの一言でした。
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梅雨時の多雨量の為に、水が湧いて池になってた観葉植物畑へ行くと、晴れの日が
続いたお陰で水は止まってました。

でも、あちこちに水溜りが残り、蚊になるボウフラが飛び回ってたので、草取りは
乾いてからと思いましたが、ほっとけば更に時間がかかるし、カンカン照りの下で
2時間の葛藤をしてきました。

通りかかりの年配の方に、昔々のここ一帯は大池だったと聞いてるので、地下には
水流が何本も通ってると言ってました。
まだ横道では湧水が流れており、顔や汚れた手袋を洗いましたが、飲み水には適さ
ないにしても、火照った体には氷水に感じました。

我が家の暑い季節の昼飯は、冷やし素麺やザル蕎麦の栄養価の低いメニューが多く
なっています。
たまにはガーリックの利いた米粒を食べたいと切り出したら、昨日は喉が痛くなる
位のキムチ入りの焼き飯でした。

素麺のタレに生姜を入れるのが好きだし、刺身は擦り下ろしの大蒜を付けてますが
褒められてるのか、まだ働けと言われてるのかは知りませんが、隣人からは疲れを
知らない田舎の元気爺さんと呼ばれています。

それに応える訳ではありませんが、オクラ収穫を終えた家内はシャワーを浴びてる
のに、お盆前の恒例になった庭木の剪定をする事にしました。
元々、高所恐怖症の私は、この前の骨折を境に更にそれが強まり、3㍍ある梯子の
上に立つ勇気がなくて手の届く所から片付けました。

洗濯物を干しにきた家内に、庭師を名乗る以上、これ位でどうするのと気合を入れ
られて、おまけに元気印は取り消されるし、何も悪い事してないのに、虫の居所が
悪そうでした。

何やかんやと言われても、夕食には私の好物の地蛸の刺身を出してくれて、それを
肴に黒糖酒の水割りを飲んでいたら、飲む程に酔いが増して、頭を冷やす為に外へ
出ると、年に数回しか見れない夕焼けが広がってました。
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